ネオスタルジアNEOSTALGIA

あらゆる最新のものには夢が足りないと、なぜだかいつも思う。
とか言いつつブログなんて現代的なものを久々にやっとりますが。
もちろん縄文時代が一番偉いなんて言う気も無いのですけど。


「NOSTALGY」と呼ぶには、自分が生きてきた時代よりも前の事で、しかも土地すら違うのに。
どういう訳だか、自分の中のある部分における「ルーツ」を、つい捏造したくなる誘惑に抗えない「NEOSTALGY」。
そんな根拠無き郷愁こそが、案外に「未来」を感じさせたりもして。なんちゃって。
それではBack In The Daysな音楽と映像。
ちょい古い作品が多いのは単なる「NOSTALGY」と、新しいものを追わない怠慢のためです。



Camp Lo - Black Nostaljack AKA Come On

70年代のホームドラマ風のセットで、カーティス・メイフィールドのネタを配し、曲名も素晴らしい黒人文化パロディ的な一曲です。



Pharoahe Monch - Body Baby
http://www.youtube.com/watch?v=anHjPUjD7q8

こちらも同じく。
この人のラップ、他の普通のヒップホップな曲だと鬼かっこ良いんですが、こちらはポップでこれもまた良しです。
この撮影、爆笑しながら撮ってたんじゃないかなあ。
「可能な限りダサい動きでラップする」ってディレクションされてるとしか思えないヒドい動き…。



Lauryn Hill - Doo Wop

古い作品ですが、いまだもって良い曲には違いない。
これは実に批評的な映像で素晴らしい。
かつての黒人達が生み出した文化の正統な継承者である事をローリンが自認しているであろう作品です。
音と映像の双方で「現在」と「過去」を並置することによって、ファッションなどの「形式」の違いを比べられるのと同時に、「内容」ではパーティのパフォーマーとオーディエンスが持つ普遍的な「永遠」の感覚を現している気がします。



Janet Jackson "Got Till It's Gone"

これは何度見ても泣きたくなるほどに甘い気分になる。
できる事ならこの映像の中に飛び込みたいくらい。
どのカットでポーズしても画になる完璧な世界観。
当然のことながら曲も完璧。



Erykah Badu - Honey
http://www.youtube.com/watch?v=_9jpkF1ehD8

コスプレもこういうのだったら楽しい。
DE LA SOUL、ERIC B&RAKIMFUNKADELICBEATLES、OHIO PLAYERS…



Muro - Chain Reaction

前記のエリカ・バドゥの曲は2007年の作品ですが、こちらは2003年。
これ見てエリカ・バドゥの映像ディレクターが参考にしてたら鼻が高いだろうなあ。
最後に「DOMO ARIGATO!」なんて文字が入ってたから、そんな突飛な推理でもない気がしますが。
中古レコード好きとしては、ラッパーの動きよりも壁に飾られていたり、サブリミナルで連続して映ったり、掘っているレコードの方にばかり目が行ってしまう。