「そうだ」どころじゃない

うぅ・・・くそ、行きたい、行っちゃおうか、行くっかねえ、くそう。


越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭
http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.html

前回からもう三年も経ったのか。
また行ったら同じ作品でも感想が変わるのか。
個人的な好みかも知れないけれど、民家を使ったインスタレーションに面白いのが多かった気がする。


次。
特にこっちは秋までには絶対に行きたい。
大竹伸朗『Iラブ湯』
http://www.naoshimasento.jp/

6月末に出た雑誌『en-taxi』で巻頭の特集を飾った製作風景の写真の数々を見て感じたことは、過程の段階で既に傑作確定な「スーパー銭湯ならぬスペイシー銭湯でジャパンにジャブンと浸かりたい!」というまことに下らない駄洒落めいたことと、「ちきしょう!やっぱとんでもねえこのオヤジ!!」と笑いながら、“振り切れ過ぎた感覚故に鬼クールに見えちゃうホームレスのファッション”さながらな狂った銭湯に対して、白旗というか真っ白な手拭いをフリチンで振りまくるような感慨。

以下のリンクのページの一番下の大竹さんの写真がすげえ良い。
「芸術家」とか「アーティスト」なんて気取りが微塵も感じられないというか・・・「親方」の方が相応しいと言いますか。
http://www.geocities.jp/naoshima007akaiirezuminootoko/09sentou.html

来年また木場の現代美術館で展覧会があるらしい。
楽しみ、というか悶々としてしまう。
それまでに一冊本を出して欲しい。
この人の書く文章は極上。
特に『既にそこにあるもの』は日本人の絵描きによるエッセイとしては、いずれ?既に?古典。

既にそこにあるもの (ちくま文庫)

既にそこにあるもの (ちくま文庫)

物書きを生業としている人間には決して書けないタッチと色使いと言葉使いがあると思いますです。はい。
特に「ヒタヒタ」とか「ジワジワ」とか「ヘナヘナ」とかいう、擬音を重ねるカタカナの形容句(?)の使い方が、上手いというか美味い。んまい。
普通なら「語彙が貧相だなあ」と言われそうなものだけど、この人が使うとその形容しか当てはまらないと思えてくる。


御託並べても仕方が無い。
そうだ、じゃない。
だめだ、どっかへ行こう。